しょうきちのたびろぐ!

たびって、いいよね。

2024.03.16/車検の悲劇

改造車じゃないのに

「車検不適合」なクルマのイメージって改造車を思い浮かべてしまいます。ハネ生えてたり、マフラー飛び出てたり、コンビニ入るの大変そうなスレスレボディだったり・・・。まさか、全く改造していないウチのコ(アルトくん)が「車検不適合」になるなんて・・・なんで!?

「剥がしてもいいですか」

車検を受けたのはアルト君を買ってからず~~~っと見てもらっている地元のクルマやさん。最初は通勤車両として買ってから、オイル交換や車検などをほぼ全てお任せしています。そんなアルト君にステッカーチューン(?!)を施し始めたのは数年前。つまりステッカーを貼ってから初めての車検でした。とはいえ、ステッカーを貼っているのは後方の一部のみ。運転には全く支障がありません。「フロントには貼っちゃダメ」というのも知ってます。余裕で車検通るでしょ😏と思っていたんです。がしかし、宣告は唐突でした。申し訳無さそうに歩いてくる店員さんから一言。

後方のガラス部分にはあんまり貼ってません。

👷「あの・・・剥がしてもいいですか」

🚘️「ステッカーですか!?いやどす!!!」

👷「あっステッカーじゃなくて・・・」

「オーロラフィルムです・・・」

時を遡ります🕒️それは、去年のクソ暑い夏の午後。あっちぃ日差しを遮ろうと「オーロラフィルム」なるフィルムに手を出しました。もちろん車検適合品として売っているものです。透過率も申し分無し。でも専用設計だから高いんです。でもカッコいいし日差しも抑えられるなら・・・と思って、自力でペタペタ。なんとかフィルムを貼ることに成功しました。

こんな製品でした

その頃、法律は・・・

2023年01月13日。「令和5年1月13日 国土交通省自動車局整備課通達 指定自動車整備事業における着色フィルム等が装着された自動車の指導について」というお触れが、国土交通省・自動車局整備課から出されたようです。 www.filmshop.jp 下記のサイトでポイントを2つ紹介しているので、引用させていただきます。 magazine.carde.jp

1:可視光線透過率測定器を用いて判定する場合は、保安基準を満たしたもの(参考としてPT-50、PT-500)を使用すること

2:1の方法をしない場合は、道路運送車両法の規定を適用できないので運輸支局などに車両を持ち込んで車検を受けること

つまり、「PT-50、PT-500」という特殊な機械でチェックしないと、民間で車検合格の印を押せないようです。じゃあその機械、買えばいいじゃん。

一般周知は半年後?

クルマのニュース様でも2023年06月に取り上げている「オーロラフィルム」の件。実は店員さんも「2023年06月ぐらいから法律が変わって・・・」と話していたので、店員さんレベルの一般周知は半年後ぐらいだったんでしょう。で、オーロラフィルムを貼り付けたのは2023年の夏頃。被っていますね、タイミング😇 kuruma-news.jp

高いって言ってもさ・・・

機械が無ければ買えばいいじゃない。天然ってコワイですね。店員さん泣いちゃう😇後で調べると・・・ご、50万円😇。確かに高いんですが、業者のキカイってそんなもんでしょ。会社でおじちゃまが検査に使ってた機械300万円って聞いたし。 www.filmshop.jp

どれだけ使うのか

さて、地元の穏やかな主婦やご家族連れがターゲットのクルマ屋さん。オーロラフィルムを自分で貼り付け、車検に持ってくる人ってどれぐらい居るんでしょうか。たぶん自分だけです😇😇😇まさか、ド田舎でフィルム貼ってくる輩がいるだなんて思ってなかったでしょう。きっと今まで買わなかったのは「そんなヤツが車検に来ない」と思っていたからでしょう。かと言って、今更「その機械を持ってるとこで車検を受けろ」だなんて言えません。この時点で自分、2時間ぐらい待ってますから。

店員さんが申し訳無さそうだったのは「機械を買わなかった怠惰」「高価なフィルムを剥がすという宣告」「さらに時間をかけて待たせてしまう」というトリプルリーチ。

いきなり訪れた修羅場です。

首を縦に振ることしかできない

そんな「車検不適合車」の烙印を押されてしまい、コチラにはなんのメリットもない。でも、首を縦に振ることしかできませんでした。いつまでも長く乗っていたいですし。車検はあと半月で切れますから。悲しいですがこれが現実なのよね。

幸い、後ろのステッカーたちは全く問題ないようです。フロントと運転席側、助手席側、運転席側の三角窓には貼らなければ良いそうです。お勉強になりました🙏

知らずに犯してしまうかも?

自分で作業しスキルが身につくDIY。自分で作れてしまうが故に、おざなりになってしまいがちなのが「法令遵守」だと、今回改めて思いました。例えばスマホなんかで有名な「PSEマーク」「技適マーク」の有無などは見て分かりやすい一例です。 www.jqa.jp

ただ、法律となると・・・しかも専門的なトコを突かれると・・・流石にそこまでキャッチしきれるアンテナを持っていませんでした。「アンテナを高く持て」といいますが、趣味のニュースサイトぐらいは、定期的に見て情報を得るなどをすれば防げることがあるかもしれません。少なくとも、今回は防げたと思うんです。

改造車にはしたくない

それ車検通るの?!というクルマやバイクはたまに見ます。カッコいいなぁと思うときもあります。でもウチのアルト君に同様の施工を考えると...たぶん嫌がると思うんです。万が一でも周りにも迷惑を掛けたくないし。暴走族にも走り屋にもなる気は全くありません。少なくとも車検にはスルッと合格したい。改造車にはしたくない。そんな思いで、今後もアルト君と付き合って行きたいと思います😏

憧れは本で充分なんです