しょうきちのたびろぐ!

たびって、いいよね。

2023.12.17/おなじ趣味でも

趣味は何ですか?

初めて会う人に「もっとこの人のこと知りたいな」と質問されるフレーズNo.1。この質問でその人のキャラクターがおおよそ分かってしまいそうです。それだけに趣味がない人は困ってしまいます。当たり障りのない「読書」などをストックしますが、本当に本を読んでいますか?そんな趣味を持っていたとしても、困ることってあると思うんです。

大枠は同じでも

趣味のハナシって少々厄介だと思っています。たとえ同じ趣味だとしても。初めて会う人に探り合いの話題提供で「趣味は何ですか?」と聞くのであれば大丈夫だと思います。しかし「この趣味がスキ」というガチ勢の方と話すときはキケンだと感じています。理由を下記に述べましょう。

ポジショニングマップで考える

この縦軸と横軸のグラフのような・・・何?ってヤツ。正式名称は「ポジショニングマップ」というようですが合ってますか?「ロジカルシンキング」という手法の1つだそうで、下記のサイトが分かりやすかったです。お勉強になりました。

参考:株式会社ナスピア様
ロジカルシンキングのための思考フレームワーク | Knospear Inc.

この「ポジショニングマップ」で、趣味を紐解いてみましょう。例えばニワカな知識で「サッカー」の趣味を、ポジショニングマップで考えてみます。あ、考えるときに使った画像も置いときます。

ポジショニングマップ

例:サッカー

サッカーでポジショニングマップ
縦軸には、スタジアムやテレビなどで好きなチームを応援する「観るのが好き」と、逆に自分が競技する「やるのが好き」を置きました。体を動かすか、動かさないかという観点です。一方で横軸には「国内」のチームが好きなのか、「国外」のチームが好きなのか、という観点を置きました。真ん中のサッカーボールは「無関心」のイメージで、ちょっと好きになると矢印の方向に動くイメージです。
趣味ができたようです
例えば、とある女性はニュースに登場したサッカー選手にトキメキ、サッカー観戦を始めたようですね。一方で、高校までサッカー部だった彼は、地元の草サッカーのクラブを見つけ、楽しんでいます。どちらも趣味としてのサッカーを楽しんでいますね。
本気な趣味になってきました
同じ観戦の趣味でも、家で観戦するよりスタジアムで観戦した方が、その熱量は段違い。熱いサポーターからの応援を受け、地元のスタジアムで勝利する選手は地元の誇り。地元のニュースでも翌日には特集が組まれます。また、熱量といえば本気でプロを目指している学生だって負けていません。趣味といったら怒られますが、まだサッカーでメシを喰えていないので趣味と仮定します。
さらにポジショニングしていきます
また、サッカーを応援するサポーターの熱量も尊敬できます。アウェイ(地元ではなく相手のスタジアム)で戦うときも、その熱い応援を絶やすことはありません。また海外サッカーではイケメンから入るサッカーファンも多そうです。外国の方ってカッコいいですからね。
想像できますか?
すると、思うことがあるんです。「国外」で「草サッカー」をする日本人っているのでしょうか。国外のプロユース(養成学校のようなもの?)に入って、メキメキ上達する日本人はたまにいますが、国外の草サッカーにわざわざ入るのって、あんまり想像できません。想像できませんが、きっといるんだと思います。だって未知の空白地帯が、ちゃんと空いているんですから。

さて、主役は出揃いました。ここからが本題です。

オフ会しようゼ!
なんと「サッカー好き大歓迎!オフ会しようゼ!」という催しが開催されたとしましょう。条件は「サッカーが好き」であること。年齢も性別も問いません。そんなオフ会に①~④の趣味を持つ方々が参加して、会話が弾むのでしょうか・・・。案外、弾みそうですけど、もしかすると、こんなことになるのかも?

  • オレ競技するのがスキだから遠くまで遠征に行く熱量は無いな。
  • サポーター命でやってんねん!草サッカーなんてアマチュアやんけ。
  • 別に顔が好みなだけだし~。サッカーとかルール知らんし~。
  • 海外旅行羨ましいなぁ~えっ現地の人とサッカーしに行くの?!

サッカーを自分の趣味に置き換える

自分、最近は「ステッカー」や「通行手形」などを集めるのが趣味なんです。どちらかが観光地には販売していることが多くて、観光地の情報などをギュッと詰め込んでる感じが好きなんです。また場所ごとでも特色があるのがコレクション魂をくすぐります。ただ「ステッカー」を集めて「貼る」ワケですから、当然貼る何か・・・ノートPCにも貼っている人がいますが、道の駅に売っている系であれば「車・バイク」に貼る方が多いのが大多数。そんなワケですから、下記のような軸を取ってみます。

車・バイク ✕ ステッカー
あくまで自分の想像ですが、道の駅に行く人って「直売所がお得」以外であれば、車やバイクで仲間どうしで集まって休憩のために利用するんだと思います。つまり、もともと「車・バイク」が趣味なんです。ステッカーは二の次。一方で自分はステッカーから入った人間。車やバイクは見たらカッコいいと思いますが、ガチガチにカスタムしようとか、仲間を作ろうとか、申し訳ないですが思えませんでした。

つまり「車・バイク」が趣味の方からすれば、自分は「未知の空白地帯」。

そのため、いわゆる「集まる道の駅(=ツーリングなどで休憩しがちな道の駅)」に行くと「なんでコイツ来たの?」と違和感バツグン。ライダーズカフェでは相手にしてもらえなかったことさえあります。とある事情で2回も行ってダメでしたね。もう二度と行きません(笑)。でも店からすると客ではありませんからね。ライダーじゃないですし。じゃあライダー以外お断りって書けよ。書けないか。

無理なもんはムリ

結局、ステッカーを純粋に集める人で、車やバイクに興味があまりない人って少ないんです。さらに「興味がないなら教えよう」とか、「興味ない人も多いですよー」と言いながら仲間にしたい人もいます。無理なもんはムリなんです。そもそも興味の方向が違うので話が合いません。そんな中で、そういった集まりの中、ほのぼのと話をさせてもらえる方には感謝しきれません。ありがとうございます。ですから「車・バイク」のオフ会には行かないと思います。「ステッカー情報交換会」なら行きます。でも「ステッカー情報交換会」が「車・バイク」のガチ勢がたくさんで、実質「車・バイク」オフ会なら、次回は行かないと思います。自分勝手だと思うでしょうか。いいんです。自分が参加するんですから。決めるのは自分です。

宗教と化す趣味

また、趣味を押し付けすぎると、自覚なく宗教と化します。趣味を昇華し崇拝するようになった瞬間「あ、もう居たくない」と思えてしまうんです。宗教だと感じてしまうと、仕事でも趣味でもプライベートでも嫌気が差す性格で。深く付き合うのがニガテなんでしょう。浅く付き合えればそれで十分だと思っています。

まとめ

車・バイクが好き→ステッカー集めが好き

というのが、王道のパターンであり、大多数です。

ステッカー集めが好き(自分のクルマは好き)

というのが自分。理解されないでしょう。大多数の未知な存在ですから。

未知な存在でもブレるな

王道を試して違和感があるなら辞めましょう。ブレるな。自分を貫き通せ。