ユニークな最中
この最中を雑誌で一目みたときから「買いたい!」と思って1年弱。なかなか行く機会もなくて忘れかけていましたが、友人から「いいじゃん」とドライブの日程があったので行くことに。場所は常滑。INAXという水回りの会社の博物館です。
横転するんだ😰
今回は友達の助手席にちょこんと座ってドライブを堪能。人の運転ってラクで良いですね😊久々のお出かけにテンションが上がった矢先、横転してました。軽トラが。 幸いけが人も無さそうで、運転手らしき方と警察が話し合っていたのを助手席から確認しました。そう、ここは高速道路。時速100kmを許された道路。気を引き締めます。※この写真を撮った後スマホがフリーズしたのは何かの類だったのでしょうか...
いざ、博物館へ
INAXというとトイレを想像する方が多いかもしれません。それってトイレミュージアムじゃね?と思うかもしれませんが、トイレゾーンは全体の10%ぐらい。デートで来ても差し支えない場所だと思いました。すっかり「トイレがたくさん飾ってある」と下品に思っていた自分を殴りたい😅思ったより「ちゃんとした」博物館でした。では、トイレ以外って何を展示しているんでしょうか?お風呂?キッチン??
土管の町、常滑
博物館がある愛知県の常滑は、今ではすっかり空の玄関口である中部国際空港、コストコ、イオンに明太パークまで、アミューズメントシティーとなっていますが、その昔は土管で栄えたんだとか。というよりINAXは元々「土管やさん」だったらしいのです。へぇ~そうなんだ😲とお勉強。
電纜管の町、常滑
地面に埋まるのは土管だけではありません。電話線などのケーブル類も地面に埋められ、ケーブルを守るために電纜管[でんらんかん]というものも盛んに作られたそうです。今でさえ電柱を無くして地面に埋めちゃえ、という考え方が一般的になっていますが昔から行われてたことらしい。時代は繰り返す...
ドカンの気持ち
土管の中に入るのは任天堂の某配管ブラザーズが有名ですが、実際にあんな土管を見たことがない世代なので「なんで先っちょが膨れてるんだろう?」とか「土管って陶器だったんだ!」とか新鮮な疑問が解決。陶器ということは窯があるはずで、博物館には「土管の気持ちになれる」窯のコーナーも。
「常滑のやきもの文化は土管から」がお勉強できました。でもトイレは?
タイルミュージアム
なんでタイル!?と思いましたが、そういえばタイルも焼き物でした。しかも水回りってタイルのイメージあります。そんなにタイルって奥深いのかな?世界で似たように作ってるんじゃないの?
世界最古はエジプトから
青色が美しいこのタイルは、ピラミッドのタイルだそうで。青は生命の源=水のようにも見えます。ピラミッドは王様のお墓なので、王様の復活を祈っていたのでは?と解説に書いてありました。復活されても逆にコワい・・・と思うのは現代人だけで、古来のエジプト人は必死に願ったんだと思います。
あれ、タイルに魅了されてる?!
なんにでも牛乳を注ぐ女
はいはい、「牛乳を注ぐ女」でしょ。どうぶつの森で覚えた絵画です。上のキャッチーな音楽も覚えています。でも覚えていないのは・・・。 芸術って「わざわざ描いた」意味を考えるのも、楽しみの一つです。「なんでこうしたんだろう」と考えると想像が膨らみます。美術の時間かな🙄そんな女ですが、確か足元の壁にタイルが描かれています。当時は貴重だったであろうタイル。当時の裕福なオランダ人は、タイルを壁に全面張りするのではなく、ワンポイントとして足元にあしらったワケ。タイル1つで、女が「裕福な階級」「つつましい女性」と表現できるのは深すぎる・・・。
つまり、富の象徴=タイルってこと!?
偶像崇拝の代わりに
一方で、イスラムでは偶像崇拝禁止なので模様で表現するしかないそうです。タイルも模様ですから、ピッタリな素材だったらしい。確かにイスラム教の教会ってタイルがエグイもんね。日本なら仏像とか絵とかで神様仏様を描けるんですが、それができないとなると・・・でも模様で表現できるんだからスゴイです。
ほかのタイルも楽しい
いろんなタイルはまるで美術館。それぞれ趣があっていいですね。あんまり上手いとはいいずらい絵も味なんでしょう。美術品ってこういうトコが難しい🙄
裏側にも注目!
絶対に見えない裏面も注目ポイントのようで。誰が作ったのか、どこの会社なのかが描いてあるものがあるそう。一種の「ブランド化」がタイルにもあるようで、もしかすると「ココのタイルが(・∀・)イイ!!」って方もいたのかもしれません。タイルって奥深いんだなぁ(2回目)
やっとトイレだ!
全体の約10%を占めるトイレ要素が、この「古便器」コレクション。見たくないならミュージアムショップへ直行できるなんて、デートプランに最適でしょ?!ということなのか、見事にスルー出来る配置に。もちろん見に行きますとも😤 中でも目を引いたのは「セット便器」なる商品。大小セットで洗練されてるでしょ?ってことらしい。当時は最先端のモダンな生活だったんでしょう。本当にモダンなのか?!日本人ってスゴイなぁ🙄
ミュージアムショップへ
何かトイレ用品やトイレグッズのようなモノがあるかな?と思ってたんですが、トイレのタオルのような、そんなものございません。代わりにございますのは・・・。
『トイレの最中』🚽これが買いたかった!!
とこにゃんへ会いに!
博物館近くには「とこにゃん」というネコがいるそうで、寄ってみることに。しばしお散歩です。 焼き物の知識が多少ついたので「焼き物つくるための煙突か~」とか「こんなトコに電纜管が?!」など、ディープな目線でお散歩。知った知識をすぐ活用できるのも楽しいです😊
その後、めんたいパークで明太おにぎりをウマウマ🍙帰路につくのでした。
後日談
ということで、職場のオジサンたちに配ってきました『トイレの最中』は、お子様が喜ぶとのことでご子息へのお土産に。おこさま💩とか好きだもんね🙄決してトグロを巻くんじゃないよ(笑)
常滑の隠れた銘菓「トイレの最中」ぜひご賞味ください🚽
ところで「最中」は「さいちゅう」なの?「もなか」なの?どっちなんだい!?